R-1ぐらんぷり、
毎年見てて思うのは、
「1人で作れる笑いは限界があるんだな」ってこと。
R-1は、そんなせつなさ込みで面白い。
R-1常連のマツモトクラブさん、
あの少し暗くて、人間が愛おしくなるような
ほっこりする世界観がすごくいい。すごく好きです。
ゆりやんレトリィバァさんもすごい。
発想が凡人ではありえない。
存分に自分の世界全うしてます。
今年はカニササレアヤコさんも面白かった。
でも今大会、1番面白かったのは、
優勝した濱田祐太郎さんで間違いない。
<吉本興業プロフィールより引用させていただきました>
R-1で久々に感動しました。おそらく、あべこうじさん以来です。
ほとんど全盲に近い濱田さんが登場したとき、
お笑い番組を見て味わったことのない緊張感、違和感が
あったのではないでしょうか。
それをなかったことにするくらい、
濱田さんのしゃべりはとても上手くて面白かった。
マイク1本だけ、ただしゃべるだけで十分面白かった。
「同情」が点数に入ってたんじゃないかという
意見を目にしましたが、
その人のバックが点に加わるのの何が悪いんでしょうか。
って思いますが。
あの登場時の違和感を全部ふきとばした濱田さんの漫談は
本当に素晴らしかった。
濱田さんをマイクの位置まで案内していたスタッフさん、
濱田さんに、隣で点数の状況を教えている芸人の紺野ぶるまさん、
そういった光景ってお笑い番組では初めての光景でした。
この光景に違和感を感じない日がくるのでは。
濱田さん本人は、障害者と健常者の架け橋に
なる気はないと話していたようですが、
TV界が変わるかもしれない予感がしました。