その怪物
何年か前に大ファンのイ・ミンギssiが主演ということで、すかさず見た映画
「その怪物」
その中でちょっとプッツンきている少女の役を「トッケビ」のウンタク役のキム・ゴウンさんが演じているので、もう一度見たくなって久々に見てみたら
やっぱりキム・ゴウンちゃんもイ・ミンギssiもめちゃめちゃいい!!!
なので見どころやあらすじ、感想などまとめておきたいと思います。
イ・ミンギssiはラブコメに多く出演しているので優しい感じのイ・ミンギのイメージが強いと思います。
しかしこの映画のイ・ミンギssiはめちゃめちゃ悪役です。しかも怪物級の。
彼、ほんわか俳優さんに見えて実はめちゃめちゃストイックなんですよね。
この映画では役作りで体重を17Kgも増減しています。
殺人鬼テスをより魅力的に魅せるために、まず筋肉質なボディーラインを作るために17Kg増量してから、その後に今度は17Kgの減量したそうなんです。
そして出来上がった体は体脂肪率なんと4%!
凄まじい役者魂ですよね。
そんな風に完成された筋肉美の怪物級悪役イ・ミンギに無謀にも立ち向かうのがキム・ゴウンちゃんなのですが
トッケビのウンタクとは別人だから同じ女優さんだと気づかない人いるんじゃなかなと思う。
キム・ゴウンちゃんすごいよ、ホントに。
魅惑的な怪物イ・ミンギと怪物に追われるキム・ゴウン対決はめちゃめちゃ見ごたえあり、どっちもぶっ飛んでます。
「その怪物」作品情報
[監督・脚本]
ファン・イノ
[キャスト]
イ・ミンギ(テス役)
キム・ゴウン(ボクスン)
キム・レハ(イクサン)
アン・ソヒョン(キェ・ナリ)
キム・ブソン(テスの母親)
「その怪物」あらすじ
サイコ男テス(イ・ミンギ)に妹を殺されたボクスン(キム・ゴウン)は、殺害現場を目撃してしまってテスに追われている女の子キェ・ナリ(アン・ソヒョン)と一緒に逃げながら妹の復讐を誓うのでした。2人をどこまでも追いかけてくるテス。
殺人鬼と少女たち2人の命がけの逃走&復讐の結末は。。。
以下ネタバレ注意です!
「その怪物」 ネタバレ感想
イ・ミンギが思ってたより怪物でしたね。
しかも肉体的にもめちゃめちゃ強いタイプの怪物。
テスっていう男は人を痛めつけるのが快感なんです。人が苦しんでいるのを見るのが楽しいヤツ。
バーでうるさい客に静かにしろ的に怒鳴ったテスが笑いを堪えきれずに口を塞ぐシーンのテスの抑えきれない狂気には震えました。
そんなもんだから、テスのお兄さん役のキム・レハさん、笑えるくらいずっとビビッている。
テスは兄が怯えているのをわかっていて平然と接しています。
自分が避けられているし愛されていないのは知っているんです。
それでも母親に栄養剤をあげたり体を気遣ったりしていて、テスなりに家族を大事に思っていたのかな、なんて同情心を誘うんですけど
残念ながらやっぱりとんでもない殺人鬼なんですね。
まさに映画のタイトル通りの「怪物」なんです。
一見そう見えないところがよけい怖い。
あの母親と兄も残酷なもので、テスを殺そうとしておきながら殺したはずのテスが生きて戻ってきたら「テスや、いつもみたいに笑っておくれ」って震えながら作り笑いを浮かべます。
多分、そうやってテスを避けたり殺そうとしながら、失敗してバレると笑ってごまかす的なことを今まで何度も繰り返してきたんでしょうね、あの母親と兄は。
終盤のテスと少女のボクスン(キム・ゴウン)のアクションシーンはすごかった(汗)
テスはゾンビ並みに生き返るしキム・ゴウンちゃんもめちゃめちゃぶん投げられたりしてるけどまた立ち上がる(汗)
とにかくすごいラストでした。
悪魔のようなテスがキム・ゴウンちゃんたちを追っかけてくるんですけど、追いかけてくる姿がいちいちかっこいい。
確かに魅惑的な殺人鬼でした。
2人の新作を観た後に多分また振り返って観たくなる映画ですね。