Netflixオリジナル作品でベルギー製海外ドラマ
「イントゥ・ザ・ナイト」
モスクワ行きの飛行機が銃を持った男にハイジャックされる。
西へ向かうように要求する男の理由は到底信じがたいものだった・・・
普通の乗客に見えた登場人物が一癖あったり何かしらトラブルを抱えていてアクシデントがノンストップ状態で面白い。
登場人物たちのサイドストーリーには短いながらもグッと惹きこまれました。
全6話、あっという間の視聴完走でした。
「 イントゥ・ザ・ナイト」満足度
★★★★★★★☆☆☆(星7)
「イントゥ・ザ・ナイト」 登場人物(キャスト)
シルビィ(役)=(ポーリーヌ・エチエンヌ)
元軍人。ヘリコプターの操縦ができることから副操縦士のマチューを補助する。
リーダー的存在。
マチュー=(ロラン・カペリュート)
副操縦士。突然のハイジャックで機長不在の中、乗客を守り責任を果たそうとする。
テレンツィオ=(ステファノ・カセッティー)
NATO軍将校。地球の危機を知りモスクワ行きの飛行機をハイジャックする。
アヤズ= (マフメット・クルトゥルス)
訳アリビジネスマン。強面だが優しい一面もある。
リック=(ヤン・ベイヴート)
警備会社勤務。行動力があり自信に満ちているが空回りしている。
ヤクブ=(クサヴェリ・シュレンキエル)
整備士。残してきた妻の身を心配している。
イネス=(アルバガイア・クラゲード・ベルージ)
SNSで稼いでいたインフルエンサー。
ローラ=(バベティダ・サジオ)
善良で優しい看護師。
ザラ=(レジーナ・ビッキニナ)
息子のドミニクの病気の治療のためモスクワに行く予定だった。
機内でドミニクが度々発作を起こしパニックになる。
オスマン
空港の清掃員
ホルスト
エンジニア
ガブリエル
客室乗務員
イントゥ・ザ・ナイト あらすじ
モスクワ行きの飛行機が銃を持った軍人テレンツィオ(ステファノ・カセッティー)にハイジャックされる。
「ここを出ないと太陽に殺される」
すぐに離陸しろと要求するテレンツィオ。
急な事態に焦った副操縦士のマチュー(ロラン・カペリュート)と揉み合いになりマチューは銃で手を負傷し、
元空軍パイロットのシルヴィ(ポーリーヌ・エチエンヌ)がパイロット補助として名乗りをあげる。
テレンツィオはすぐにも西へと向かう必要があるという。
なぜなら太陽を浴びると死んでしまうからと。
信じるはずもなく要求に応じて西へと向かうが、テレンツィオとシルヴィーは燃え盛る飛行場を目の当たりにしてテレンツィオを信じざるを得なくなる。
そして乗客たちも地上と連絡が取れないことにパニックになり自分たちにも危機が迫っていることに気づくのだった。
乗客たちが疑心暗鬼に陥りながらもひたすら日の出を避け闇の中を目指すパニック映画。
この先ネタバレ注意です!!!
↓
イントゥ・ザ・ナイト ネタバレ感想
太陽に瞬殺される
なんて。
そんなことあるわけないじゃん!
少し前なら笑って観ていられたはずのパニック映画だけど
こうして567という信じがたいことが現実として起きている今、
そんなことありえないとは決して断言できないのではないかと思う自分がいる。。。
主人公のシルビィ役のポーリーヌ・エチエンヌさん、海外ドラマメンタリストのロビン・タニーさんに似ている、顔とか歩き方とか。
強い女性主人公は確かにかっこいい。
女性にしてリーダー宣言するほどたくましいのは元空軍にいたというだけではなく、恋人が亡くなって自分も後を追うつもりだったから死を恐れる感情が欠落しているのかもしれない。
あと、このドラマを最も面白くした2人、悪役テレンツィオ(ステファノ・カセッティー)とよくわからない初老のリック(ヤン・ベイヴート)について。
テレンツィオは確かに自己中だったけど義理堅いとこもあったし、プリズンブレイクでいうところのティーバック的な憎めない悪役だったから
最後あんなことになってシーズン2は面白いのだろうかという不安がある。
リックという人物は空回りしているその哀愁がいい。
その歳にしてSNSで知り合った若い女性にお金を貸してあげるためにモスクワに行きに乗ったけど、その女性の写真は偽物だったいう間抜けエピソードを持ち、アヤズに見殺しにしようとしたことを正直に告白して謝罪するという善良さも持っている。
人間らしくて目の離せないキャラでした。
あと、アヤズ。20年刑務所にいたわけだから結構な罪を犯した模様。
彼がテレンツィオを何度も救ったりリックの謝罪に許すと即答したのは彼自身がまだ自分を許せていないし許しを求めているからなのでしょう。
地球は想像以上にエグイ事態。
太陽の軸が反転したたため放射線増加光を浴びた人間は電子構造が変化して死ぬ?
電子レンジでチンした状態になるって・・・
普通のシェルターに避難しても無駄って・・・
こんな状況でどういう救いの道があるのか。
続編はあるのか。