TSUTAYAの書店員が選ぶ「今おすすめしたい文庫」恋愛部門第1位になった松尾由美の恋愛小説を映画化した
「九月の恋と出会うまで」視聴しました。
凪のお暇観てから私の中で高橋一生さんの好感度が急上昇していたので気になってはいたんですけどU-NEXTでまだ有料だったので
もう少し待つか、と思っていたらAmazonプライム・ビデオで無料で配信されていました。
Amazonプライム太っ腹。
面白かったのであらすじと感想まとめます。
九月の恋と出会うまで 満足度
★★★★★★★☆☆☆
(星7)
九月の恋と出会うまで 監督・キャスト
●公開 2019年
●監督 山本透
●脚本 松尾由美
●主題歌 androp「Koi」
●キャスト
高橋一生
川口春奈
浜野謙太
川栄李奈
ミッキー・カーチス
九月の恋と出会うまで あらすじ
最近アパートに引っ越してきた志織(川口春奈)。
ある日部屋にいると、突然エアコンの穴から男の声が話しかけてきます。
その男は自分は隣に住んでいる平野(高橋一生)であり1年後の未来から話していると言います。そしてこっちの世界の自分を尾行して写真を撮って欲しいと志織に頼むのでした。
1年後の未来からだと始めは全く信じなかった志織でしたが、未来の平野と名乗る男はこれから志織の世界で起こることを予告して全て当てます。
それでも半信半疑でしたが、人助けだと思って頼まれた通り現代の平野を尾行する志織。
尾行最終日、風邪で高熱がある中なんとか平野を尾行し家に帰った志織でしたが
玄関の鍵があいていて部屋が荒らされています。部屋を訪ねてきた平野(高橋一生)の前で志織は倒れてしまいます。
平野が志織を看病したことで2人の距離は近づいて志織は平野に未来男の話をうちあけます。
後日警察から部屋を荒らした犯人が捕まり、逃亡中の強盗殺人犯でもし家にいたら殺されていたかもしれないと聞かされ、このことでSF小説家を目指している平野はある可能性を結論付けます。
未来の平野という男は自分ではないこと、
志織が助かったことでタイムパラドックスが生じてしまったこと、
未来の平野という男を探し出して同じ状況を作らなければ未来とのズレが生じて最悪志織は1年後この世に存在しないことになるということ。
1年後にいなくなるかもしれない志織を救うため平野と志織は未来の平野を探し始めるのでした
以下ネタバレ注意です!
九月の恋と出会うまで ネタバレ感想
キャストの高橋一生さんと川口春奈さんがめちゃめちゃよかった~!って感動のエンドロールの余韻に浸りながら
一方ではとても言葉にしたくはないけど
答えが出ていることをものすごく遠回りして感動的にみせてるだけちゃうのか
ってオモタ。
原作を読んでいないので読んだら解決するのかもしれませんが、
腑に落ちないのが
まず、
平野が自分ではないという確信
平野とは声が違うから平野じゃないと思った志織と、未来男が2Aの平野だと名乗っていたにもかかわらず、自分は平野ではないといとも簡単に確信していた平野。
なぜ。
視聴者の私は未来男の声を聞いたとき高橋一生だって思ったし、
たとえ声違くても話し方も平野だし未来男本人が平野って名乗ってるし。
平野は志織に一目ぼれをしていたわけだから(映画の最後にわかることだけど)、自分が志織を救いたくて未来からコンタクトとるのは想像にたやすいのではないだろうか。
1年後自分が志織の部屋に住むはずはないからってことで自分じゃないと結論付けたのが安易に思えて。
そもそも元カレが自分を平野と名乗る必要がどこにあるのか。
志織が「もしシラノが平野さんだったら過去と繋がったとき初めになんて言うか」と聞いたときに平野は
「奇跡だ!」と答えました。
その時点で志織はシラノ(未来の平野という男)=平野で繋がったはず。
だから新しい転勤先で信じて待っていた。
誰が未来の平野か答えは最初からでていたのに無駄に傷ついて遠回りした気がしてならない。
萎えポイント
アパートの部屋を交換したいって言った時、オーナー(ミッキー・カーチス)は
「人が部屋を選ぶんじゃなくて部屋が人を選ぶんだ」
夢を成し遂げるまで貸さないよってゆうもんだから、それから平野は半年間必死でSF小説を書き上げて、そしてギリセーフでSF小説で新人賞を受賞します。
そしたらすぐに部屋をチェンジしてもらって未来の志織とのコンタクトに成功するんですけど、
なんか無理ある。
あと、ラストの平野の決め台詞
「男はみんな奇跡を起こしたいと思っている、好きになった人のために」
え、そうなの?
私にはまったく響かなくて残念でした。
キャストについて
主演の川口春奈さんがめちゃめちゃ可愛かったです。ピュアなラブストーリーのヒロインにピッタリな女優さん。
高橋一生さんは平野という役がハマリ役というより、役を自分のものに出来ちゃうから多分どんな役でもできてしまうのです彼は。
まとめ
腑に落ちないところが逆にストーリー展開に期待して楽しめました。
キャストも素晴らしかったのでたやすく感情移入出来て
恋っていいなと思える素敵なラブストーリーでした。
主題歌もよかったです。