「椿の花咲く頃」
シングルマザーのドンベクが田舎町にやってきて喫茶店を開きます。 町の住民はドンベクに冷たくあたりますがドンベクに一目ぼれした警察官のヨンシクはドンベクに一途な想いを伝え続け・・・
コン・ヒョジン×カン・ハヌル主演、最終話23.8%の高視聴率を記録した心温まるヒューマンドラマです。
韓国ドラマ「トッケビ」視聴後から視聴リタイアが頻発していたのですが、このドラマ全20話を3日で視聴完走いたしました。観始めたら止まりませんでした。
最初は田舎くさすぎて視聴完走できるのかなと思いました。町のおば様たちもいかにもヒステリー起こしそうな雰囲気だったし。
でもカン・ハヌルが登場して、ん?面白いかも?ってなって、カン・ハヌルとコン・ヒョジンが並ぶようになったらそれはもう間違いなく面白くなりました。
そして、
このドラマを観た人は誰しも思ったことなのでしょうが、私はこのドラマを視聴しながら猛烈に思いました。
カン・ハヌル素敵やん!
って。
まず、あたりまえなんですけどイケメンですよね。
鼻が良い。あと、口元がセクシー。
なのに爽やかすぎる。
そしてルックスだけじゃなくてめっちゃ演技上手い俳優さんです。
イケメンという枠をかなぐり捨てて演技している若手俳優の1人です。しかしイケメンは何してもイケメン
ちなみに<My演技が上手すぎる韓国俳優ランキング> にカンハヌルがランクイン↓
カン・ハヌルはこの作品で2020年百想芸術大賞男性最優秀演技賞を受賞しています。
授賞式での謙虚なスピーチにますます好感度上がりました
いやーほんとにもう
真っ直ぐで正義感あふれる単細胞ヨンシクよかったです。
カン・ハヌルが演じたからこそヨンシクがここまで素敵だったと思います。
そして
コン・ヒョジンさん。
正直言うと、コン・ヒョジンさん、あまり綺麗だなと思わないタイプの女優さんです。
でも、いつもどの役もとっても素敵に演じているし、すごく惹かれる女優さんです。
コン・ヒョジンのドンベク、本当に良かったですよ。
チャーミングでありチャーミングな演出を心得ている女優さんです。
ストーリーはヒューマンドラマにサスペンスが加わって感動と恐怖が交差します。
1話のラストで
えええぇぇぇぇうぇぇえぇぇえ?!!!?
と驚く結構な衝撃的シーンがあって、
続きを見ないわけにはいかないと思います。
2話以降も2人を観ているだけでも十分楽しいドラマなんですけど
それにサスペンス要素が加わるからハラハラドキドキでもっと面白くなっていきます。
あんまり書くとネタバレしちゃうのでこの辺にしといたほうがいいですね。
「椿の花咲く頃」満足度
🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠(満点)
「椿の花咲く頃」 監督・キャスト
[監督]
チャ・ヨンフン
[キャスト]
コン・ヒョジン
カン・ハヌル
キム・ジソク
オ・ジョンセ
ソン・ダムヒ
「椿の花咲く頃」 あらすじ
シングルマザーのドンベク(コン・ヒョジン)が田舎町にやってきてカメリアという喫茶店を開く。ドンベクが気になって仕方ない町の住民はドンベクに冷たくあたるが我慢しながら息子のピルグ(キム・ガンフン)を必死で育てているドンベク。そんなドンベクに一目惚れした警察官のヨンシク(カン・ハヌル)は住民の目も気にせずドンベクに一途な気持ちをぶつけるのだった。と同時に不可解な連続殺人事件の影が再び忍び寄る・・・
椿の花咲く頃 ネタバレ感想
このドラマで1番面白かったのは、なんといってもドンベク(コン・ヒョジン)とヨンシク(カン・ハヌル)カップルのシーンですよね。
抜けてるヨンシクなんだけど、ドンベクも少し抜けてて2人の言動や会話が初々しくて面白いことになっている。
トキめいたり傷ついたりするたびヨンシク胸押さえるし、すぐニヤけるしすぐ泣くし。
でもここぞというときは男らしくて絶対に逃げない、それがヨンシク。
ドンベクも弱いかと思いきやしっかりしてたり逞しかったり結構キツイ言い方したり。変だけど、見事に相性ぴったりの2人。
基本単細胞に見えるヨンシクだけど、いざというときめちゃくちゃ男らしいから
1話につき数回はズッキューーン!(ハート)でしたね。
カン・ハヌルが演じてるっていうのが大きいと思うんです。
出会いはスローモーション
いつの時代だというかんじの田舎町オンサンに、赤ちゃんを連れたドンベクが引っ越してきて、町のみんなは綺麗なドンベクが気になったり嫉妬したり意地悪したり噂をたてたり。
そういう中で1人で息子のピルグを育てていたドンベクに一目惚れをするのが正義感がやたら強い警察官のヨンシク(カン・ハヌル)。
ソウルに勤務していたけど犯人を蹴り飛ばして左遷されてオンサンに戻ってきて2人は出会います。
スローモーションのすごく素敵な一目惚れシーンでした。
ヨンシクの優しさ
いつも肩に力を入れて握りこぶし作ってるドンベクの手を開いて手の平を自分の服で拭いてあげたり、ドンベクを助けるために火事の中飛び込んだり、ひどい火傷を負ってるのに自分よりドンベクを気づかったり、ヨンシクの優しさは心に沁みました。
衝動的に見えて、実は自分の気持ちよりヨンシクの意思を1番に尊重してたりね。
母親に捨てられてから自分に自信なくて臆病に生きてきたトンベクの孤独で寂しかった気持ちをヨンシクが全部つつみこんで愛してくれて、そんな一途なヨンシクの愛でドンベクがみるみる変わっていく過程がとても愛おしく描かれていました。
好きなシーン
すごく好きなシーンがあります。
9話で、トンベクが息を切らしながらヨンシクに駆け寄って
自分がずっといじめられてきた理由が分かった!と嬉しそうに話すシーンです。
ナメラレテルからだったんだよー!
って目を輝かせながらヨンシクに話して
母親がナメられてるから子供もからかわれる、もう逃げたりするもんですか!
って、町を出て行くつもりだったけど「ウェルカム!」ってもう逃げない宣言するんですね。
そんなトンベクを見つめるヨンシクの眼差しの優しいこと。。。
あなたはなんて可愛い人なんだ!!!
って叫ぶヨンシクと手を取りあって飛び跳ねて喜び合う。
じーん。。。(涙)
純粋でひたむきでなんって可愛い2人なんだろう。
キム・ジソクssi
コン・ヒョジンとカン・ハヌルカップルが役にハマリ過ぎていたため存在が薄くなってしまいました。
でも主役を殺さないのがキムジソクのすごいところ。いつもちょうどいい存在感でドラマを盛り上げてくれます。
ドラマ結末
ドンベクは母親から捨てられて、自分は誰からも愛されないと思って生きてきたけど、
でも実は母親は影でドンベクを見守っていて、5年前ドンベクを殺人犯から救ったのは母親だったっていうオチ、生きていてくれた結末よかったですよね。
連続殺人の犯人はというと、やっぱりあの人物でした。
サスペンス要素はこのドラマにとってはほんのスパイスなので犯人が父親でも息子でもどっちの結末でもいいんだけど、ドンベクが死んだのか?って思わせる演出はちょっと思わせぶり過ぎるじゃんとは思っちゃいました。
ヨンシクがヒーローとなって助けるつもりがドンベクがめっきり強くなっちゃって最後犯人をとっちめる形でこの事件は解決。
ドンベクにずっと意地悪してた町の女性陣が団結してドンベクを守ろうとした展開もよかったですよね。
爽快な事件解決でした。
そしてエンディングはこれまた最高のハッピーエンド。
ピルグは野球選手になるという夢を叶えていました。
大きくなったピルグ役がチョン・ガラム君!
ピルグがメジャーに挑戦する会見をテレビ越しに見ているドンベクとヨンシク。
変わらず幸せそうな2人です。
どうやらゴウンという妹を授かっているようですね。
ラストでドンベクが言います。
「私にとっては人生そのものが奇跡のようだったわ」
と。
感謝を伝えたい人の顔が浮かんでくる最高に素敵なドラマでした。
こんな素敵なドラマをありがとう。。。
(´▽`ʃ♡ƪ)