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韓国映画・ドラマの感想・備忘録 

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SKYキャッスル~上流階級の妻たち~ 最終回感想 韓国の過酷なお受験戦争ドラマ

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SKYキャッスル~上流階級の妻たち~を観終わったのでキャスト・あらすじ・ネタバレ感想まとめます 


このドラマは初回視聴率1.7%からスタートして、最終的には「トッケビ」の歴代最高視聴率20.5%を大幅にぬりかえて23.8%というとんでもない高視聴率を記録して社会現象まで巻き起こした大ヒットドラマ。


韓国の上位0.1%の上流階級の激しい受験戦争にミステリー要素が加わったドラマです。




ちなみに、

タイトルのSKYとは


韓国最難関校の


S・・・ソウル大学
K・・・高麗(コリョ)大学
Y・・・延世(ヨンセ)大学


の通称で、

SKYキャッスルとは、その難関大学を目指す家族が暮らす高級住宅街のこと。

韓国の上流社会ではSKYでなければ認めないという風潮があるようです。

そういった韓国の風潮、学歴社会を皮肉りつつリアルに描かれています。


SKYキャッスル 満足度

最初はあまり共感できずに少し退屈に思って観ていたんですけど、段々面白くなりました。

それぞれの親の価値観や葛藤が面白く描かれていました。

満足度は

★★★★★★☆☆☆☆

星6



SKYキャッスル 監督・キャスト



[監督]

 チョ・ヒョンタク


[キャスト]

 ヨム・ジョンア
 イ・テラン
 ユン・セア
 オ・ナラ
 キム・ソヒョン
 チョン・ジュノ
 チェ・ウォニョン
 チョ・ジェユン



SKYキャッスル 簡単なあらすじ



韓国の上位0.1%の富裕層が住む高級住宅街「SKYキャッスル」に住むソジン(ヨム・ジョンア)は、子供たちを一流大学に入れることに必死になっていた。息子がソウル大に合格したミョンジュ(キム・ジョンナン)から確実に合格させるという入試コーディネーター(キム・ソヒョン)の話を聞いたソジンは、億という大金を払って娘のイェソのコーディネートを頼み込む。そんな中、全てが上手くいっているように見えたミョンジュの一家に事件が起こる




以下ネタバレ注意です!



SKYキャッスル ネタバレ感想


1話冒頭の「自慢の息子だ~」ってソウル大に合格した息子ヨンジェとヨンジェの父親がみんなの前であからさまに抱き合ったりするワザとらしい会食のシーン観て爆笑。


このドラマってホームコメディードラマなのねーってお気楽にダ~ラダラ観てたんですよね。


でも1巻ラストかな、ソウル大に息子が受かって幸せの真っただ中にいたかと思われた母親ミョンジュが自殺するという衝撃の展開にすっかり真剣視聴モード覚醒しました。


いったい何が起きたのか?

息子も一流大学に無事合格して幸せの絶頂にいたではないか?


それからは過激なお受験戦争とミステリーが同時進行して話が進むほど続きが気になる展開になっていきました。


素晴らしすぎるOSTが最高潮にドラマを盛り上げるんですよね。


OSTにハマってリピートしてずっとリビングで流してたら家族から苦情いただきました(沈)



韓国のお受験戦争は凄まじいと噂には聞いていたけど、入試コーディネーターに何億とかけて頼み込む世界なんですね。


億ですよ、億!(驚愕)


私も息子のお受験を経験しましたが、当時頭に立派な円形のおハゲが3個できたので自分で感じる以上のストレスを抱えていたのかもしれません。


彼らのその行動力、必死さは尊敬するし共感することもあるけど、でもやっぱり行き過ぎていて、そして全部が子供のためだけかというとそういうわけでもない。


それぞれの見栄と欲、プライドが渦巻いていてる。


主人公の母親ソジン(ヨム・ジョンア)は自分の生い立ちにコンプレックスがあって、長女イェソへの熱心さはそれが根底にあります。


ソジンの心情がSKYキャッスルの中でも1番複雑でした。


キムを拒絶したかと思ったら命がけで守ったり

キム(キム・ソヒョン)が犯人だと知っていながら

スイム(イ・テラン)の息子が殺人犯として投獄されても娘イェソの受験に関わるから真実を言わないし、最後まで葛藤の連続。



夫ジュンサン(チョン・ジュノ)は娘のヘナが亡くなったことで今までの生き方の間違いに気づいて自分を取り戻します。

あれだけイケすかない人間だったのにめちゃめちゃいい父親と夫に急変身するのは違和感はありましたけど、

母親に「地位のないありのままの自分もあなたの息子だよ、それでいいじゃないか」と泣きながら諭すシーンは涙しました。


親の呪縛の連鎖ですよね、親の価値観は子供に根強く植え付けられてしまったりしますからね。



最終回、いろいろ乗り越えた妻たちの姿は素敵でした。

私たち親は子供を育てながら自分の未熟さに落ち込み立ち上がりまた落ち込み立ち上がることを繰り返すのでしょうね。



キャスト感想

夫役の男性陣が好きですね~。



この4人。


父親たちの中で1番イケメンに見えた眼鏡姿のチョン・ジュノさんと


常に癒し系的ポジションにいたチョ・ジェユンさん、


威厳があるように見えてなにげにプライドズタボロなキム・ビョンチョルさん


3人のダメダメさと、憎めないキャラが面白かった。


あまりのメンバーの濃さに、結構濃いタイプの俳優さんなはずのチェ・ウォニョンさんが印象薄かったという。。。


奥様達もそれぞれ素敵でした。


キャラとしては主演のヨム・ジョンアさん演じたソジンが、いまいち私的にはわかりづらくてほとんど感情移入できませんでした。


迫真の演技でこのドラマを盛り上げた悪役キム・ソヒョンさんには拍手です(パチパチパチ)


子供たちもみんな可愛くて演技上手かったですね。


まとめ


私的にはトッケビの視聴率を抜くほど面白かったかというとそうでもなく中毒性もそれほどなかったですが、いろいろ考えさせられるドラマでした