「潔白」
5人の死傷者をだした農薬入りマッコリ殺人事件の容疑者となった母親の無実を証明するため事件を調べる弁護士ジョンインは渦巻く陰謀と驚愕の真相にたどり着く。
実際にあった事件をモチーフにした法廷サスペンス。
主演は「黄金の私の人生」「30だけど17です」の
シン・ヘソン↓
(シンヘソンさんインスタグラムより)
シンヘソンは本作が映画初主演。
ペ・ジョンオク、ホ・ジュノ、コ・チャンソクとベテラン俳優勢が熱演する中でも主演の貫禄十分。
ペ・ジョンオクさんとホ・ジュノさんが本作で百想芸術大賞映画部門助演賞ノミネート。
シンヘソンの弟役を演じたホン・ギョンさんは百想芸術大賞映画部門新人賞を受賞しました。
ホンギョンさん、受賞もうなずけるほどめちゃめちゃ演技上手かったです。
作品は良くも悪くも韓国映画らしい映画。
「潔白」満足度
🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠⚪⚪⚪(7)
「潔白」作品情報
●上映時間 111分
●公開 2020年
●監督 パク・サンヒョン
●脚本 パク・サンヒョン
●キャスト(登場人物)
シン・ヘソン(アン・ジョンイン)
ペ・ジョンオク(ファジャ)
ホン・ギョン(ジョンス)
ホ・ジュノ(チュ・イネ市長)
テ・ハンホ(ワンヨン)
コ・チャンソク
「潔白」あらすじ
父親の虐待から逃れるため家を出たアン・ジョンイン(シン・ヘソン)は大手事務所の弁護士としてソウルで活躍していたが、父親の葬儀でマッコリを飲んだ5人が死傷した事件の容疑者が母親のファジャ(ペ・ジョンオク)だと知り故郷に戻る。しかし留置所にいる母親は事件をきっかけに認知症が急激に進行し事件のこともジョンインのことすらも覚えていなかった。「認知症の母親が計画殺人などありえない」母親の無実を証明するためジョンインはファジャの弁護を引き受けるが・・・
※感想はネタバレを含んでいます。
ここからネタバレ注意です!
「潔白」ネタバレ感想
ストーリーは意外にもベタでした。
韓国映画あるあるの政治家、刑事、弁護士、病院の癒着と陰謀・・・
でも悪人が結託しているわりになんかショボかった。
事件後急激に進行したファジャの認知症、息子のジョンスや夫のアンテスや過去の恨みも全部覚えているのに一番愛するジョンインの記憶がない、ジョンインが同級生の警官と再会するなど、都合のいい展開も少し気になりました。
「潔白」というタイトルから犯人探しに手間取り揺さぶられ真相や真犯人が二転三転してさらなるどんでん返しがあるくらいを期待してしまったのでストーリー的にも物足りなさが残りました(←欲張りすぎ🙋♀️)
でも俳優さんたちの見ごたえある演技に魅せられて満足度は高いです。
緻密に構成されたサスペンス映画というより家族ドラマが濃い作品。
キャスト感想
強者にひるまず冷静に淡々と証拠をつかんでいくシンヘソン演じるジョンインのキャラクターが良かったです。
圧をかけ過ぎない美しさとどんな役にもハマる演技力がシンヘソンの魅力。
ペジョンオクは、メイクで老いを演出するもそれでも若くて可愛い。
悪役のイメージが強いホジュノは本作でもやっぱ悪役。
ちなみに「パーフェクト・バディ」では超カッコいい悪役してます。
ジョンス役のホンギョンは演技力が評価されてこれからの活躍に期待大ですね。
以上、「潔白」のネタバレ感想でした。
最後までお読みくださりありがとうございました。