初登場1位!韓国映画「食われる家族」
25年前行方不明になった妹が見つかり共に暮らすようになり喜ぶ両親。しかし兄のソジンだけは違和感を感じていた。そんな矢先5年務めている家政婦が失踪し・・・
小説「アーモンド」の著者ソン・ウォンピョンが監督を手掛けたサスペンススリラー。
主演は「悪人伝」のキム・ムヨル。
シャツからはみ出すくらいの筋肉がこちらです↓
#キム・ムヨル|チョン・テソク役
— マ・ドンソク主演『悪人伝』公式👊7.17公開🔥 (@akunindenjp) July 13, 2020
学⽣時代から演劇を学び、舞台やテレビ、映画と幅広く活動。映画では『代⽴軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン』の戦⼠ほか作品ごとに全く違った顔を⾒せる。本作でも役作りのため15kg 増量し⾃らスタントをこなすなど、そのストイックな姿勢は称賛を浴びた。 pic.twitter.com/4aRB1reQs9
悪人伝では役のために15kg増量。
「ウンギョ」ではあまりの濡れ場にキム・ゴウンちゃんに何してくれとるのかと思ったんですけど。
本作では半年前に妻を失って精神的に不安定な父親役。
やはりキム・ムヨルは演技が上手い!登場してから最後までずっと目が離せませんでした。
そしてソン・ジヒョ。
<引用元:ソン・ジヒョインスタhttps://www.instagram.com/my_songjihyo/?hl=ja>
美しい。。。
キムムヨルの妹役ですが、実際はキムムヨルより年上です。
主演の2人の存在感と演技力と不気味な演出にあっという間の103分。
得体のしれない恐怖にゾクゾク!面白かったです!
「食われる家族」満足度
🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠⚪⚪(8)
「食われる家族」作品情報
●上映時間 103分
●公開 2020年
●監督 ソン・ウォンピョン
●脚本 ソン・ウォンピョン
●キャスト
キム・ムヨル(カン・ソジン)
ソン・ジヒョ(ユジン)ーソジンの妹
イェ・スジョン(ユン)ーソジンの母
ホ・ジュンソク(チュ刑事)
パク・ミンハ(イェナ)ーソジンの娘
ソ・ヒョヌーソジンの精神科医
「食われる家族」あらすじ
半年前事故で妻を亡くしたソジン(キム・ムヨル)はひき逃げした犯人の手掛かりを捜すため信頼のおける精神科医の元で催眠療法を試みていた。
そんなある日25年前に行方不明になった妹ユジン(ソン・ジヒョ)が現れる。DNA鑑定で家族であることが証明され喜ぶ両親。しかし兄のソジンだけは違和感を感じていた。ユジンと一緒に住み始めてから、両親と娘のイェナまでも様子がおかしくなり始める。家政婦のファンにユジンの様子を伺うソジンだったがその矢先、突然ファンが失踪。その日ファンと一緒にいたユジンを調べ始めたソジンはある事実にたどり着き・・・
※感想はネタバレを含んでいますので未視聴の方はご注意ください
ここからネタバレ注意です!
「食われる家族」ネタバレ感想
日に日におかしくなっていく両親や娘のイェナ、怪しさを増していくユジン、暴力的になっていくソジン。
半年前に目の前で妻を亡くしてしまい精神的に不安定なソジンが見た幻覚や妄想なのか、それとも妹のユジンの仕業なのか。
明らかにユジンは怪しいのだけれど、ソジンの乱暴な一面も現れ始めて、まさかヤバいのはソジンなのか?と、におわせながら話は進みます。
よくある展開なんですけど、主演2人の演技力と存在感でめちゃめちゃ面白くなっていました。
ユジンは本当にユジンなのか?
もしユジンが妹ではないなら何が目的なのか?
資産家だからやはり金目当てなのか?
妻のひき逃げ事件とはどんな関係が?
妄想なのか?犯罪なのか?
展開予想が楽しく前のめりで視聴していましたがしかし
まさかのカルト集団ものだったというオチ。。。
そっちかい・・・
財産目当てでも復讐でもなく、目的は娘のイェナだった。
汚れた罪を洗い流すには選ばれし純潔な「真なる子」が必要という常軌を逸した動機でした。
カルト集団がでてきてしまったら面白くないんですよね。
彼らは迷いなくどんな手段も使ってくるわけで人間ドラマ要素が一気に無くなってしまう。
ある薬を料理に混ぜたり注射すると耳元で話したことが真実になるなんて、そんなパラサイトに都合のいい薬があるんだ?って感じだし
精神科医(ソ・ヒョヌ)まで仲間だったのはちょっと強引だし、刑事も無能すぎるしベタな展開が終盤わっと押し寄せて少しがっかりしました。
でもなんだかんだ言っても面白かった
明るくて面白いソンジヒョが悪人を演じたことが大きいですね。
口紅を暗い色に変えてまさに悪女へと変貌したソンジヒョは、美しさのせいか最後まで同情心を誘う悪女でした。
含みを持たせたラストも好き。
結局ユジンは実の妹だったのか?
ユジンはあの日遊園地で飛んでいったゾウの風船は水色だったと答え
ソジンは黄色だったことを思い出します。
しかし序盤の風船が飛ぶシーンを巻き戻して観てみると風船はモノクロなのです。
DNA鑑定の結果は開封前にソジンがシュレッダーにかけたので知るすべはありません。
たとえ血のつながった妹だとしてもソジンにとっては「彼女は家族ではない」し彼女にとってもカルト集団が家族だというのですからDNA鑑定の結果がどっちであれ答えはそういうことなのでしょう。
まとめ
キムムヨルとソンジヒョの演技力でわりとベタなストーリーがずいぶん面白くなっていたと思います。
イェ・スジョンのホラー映画かと思わせるほどの迫力は見ごたえありましたし、頼りになりそうで無能刑事だったホ・ジュンソクやカルト集団精神科医役ソ・ヒョヌの配役もよかった。
大満足💛
最後までお読みくださりありがとうございました。