「ハウスメイド」
ある大邸宅のメイドとして働き始めたウニ。
主人のフンと妊娠中の妻と子どもに献身的に尽くすウニだったがフンとの情事で妊娠がわかり・・・
タイトルからしてエロすぎたりグロすぎたりするんだろうなと警戒していましたが、視聴してみればラブシーンもグロさも意外と控えめでした。
静かに話が進んでいきます。
ですが結末は驚きますよ(涙)
さすが韓国映画です、撃沈しました
感想はネタバレとなっています、未視聴の方はご注意ください。
「ハウスメイド」満足度
🟠🟠🟠🟠🟠🟠🟠⚪⚪⚪(7)
「ハウスメイド」作品情報
●上映時間 117分
●公開 2010年
●監督 イム・サンス
●脚本 イム・サンス
●キャスト
チョン・ドヨン
イ・ジョンジェ
ソウ
ユン・ヨジョン
「ハウスメイド」あらすじ
豪邸の住み込みのメイドとして働くことになったウニ(チョン・ドヨン)は、主人のフン(イ・ジョンジェ)や子供のナミ、妊娠中の婦人ヘラ(ソウ)を献身的に仕える一方でフンの子供を妊娠する。
それを知った妻のヘラとその母親が恐ろしい行動にでるのだった。
「ハウスメイド」ネタバレ感想
住み込み新人メイドのウニが(チョン・ドヨン)が慣れないかんじで働いている緊張感や、この家の主人のフン(イ・ジョンジェ)がワインをこだわってたりピアノ弾いてたり妻が若くて美人だったりというところで、いかにも何かが起こりそうな大邸宅。
でもビビッていたわりにいろいろと控えめでした。
静かに一方的に悪が遂行されてウニは無力でした。
だからこそ結末の衝撃が大きかったのかもしれません。
ナルシスト男フンに惹かれてしまったウニ
妊婦の妻ヘラとの夫婦生活が中途半端になって欲求不満になったフンが、ウニの部屋に勝手に入ってきてからの全裸仁王立ちは笑えました。
ウニは日頃からフンに好意があったのでしょうね。ピアノを弾くフンは確かにかっこよかったし。
ウニの純粋で抜けていて隙だらけなかんじ、チョン・ドヨンさんが演じてるからかほっとけなくて私は好きでした。
そんな純粋でどこか抜けているウニだからやってしまえた復讐なのでしょう。
結末解釈
あんなことがあったにもかかわらず、
まるで何事もなかったかのように、あの一家はあいも変わらず豪邸で豪華に娘のミナの誕生日を祝っている。
全てが元通り。
ヘラの不気味なバースデーソングが不気味に響きます。
誕生日会に無表情のミナ。
視線が不自然です。
ミナの心にだけウニは存在するようです。
虚しさがこみ上げてくるエンディングでした。