ジョニー・トー監督「ドラッグ・ウォー」の韓国リメイク版
チョ・ジヌン主演「毒戦 BELIEVER」観ました。
あらすじとネタバレ感想まとめます。
やばいやばい。。。
観終わってから2日経ちましたが、チョ・ジヌンとリュ・ジュンヨルが頭から離れません・・・
チョ・ジヌン↓
<引用元:公式サイトより>
リュ・ジュンヨル↓
<引用元:公式サイトより>
見ごたえありすぎです、いくらなんでも。
チョ・ジヌン キム・ジュヒョク、チャ・スンウォンっていう
化け物級俳優3人にリュ・ジュンヨルですよ。
そしてパク・ヘジュンとチン・ソヨンも大暴れ。
わけわからないくらい凄いことになってました。
彼らが凄すぎてスルーしてしまいそうになるけれど、チョ・ジヌンの部下にチョン・ガラム君もいます!
この作品がキム・ジュヒョクの遺作となりました
- 「毒戦 BELIEVER」満足度
- 「毒戦 BELIEVER」監督・キャスト
- 「毒戦 BELIEVER」 簡単なあらすじ
- 「毒戦 BELIEVER」 ネタバレあらすじ
- 「毒戦 BELIEVER」 ネタバレ感想
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「毒戦 BELIEVER」満足度
★★★★★★★★★★(星満点)
「毒戦 BELIEVER」監督・キャスト
[監督]
イ・ヘヨン
[脚本]
チョン・ソギョン
[キャスト]
チョ・ジヌン
リュ・ジュンヨル
キム・ジュヒョク
チャ・スンウォン
パク・ヘジュン
チン・ソヨン
「毒戦 BELIEVER」 簡単なあらすじ
麻薬捜査官のウォノ(チョ・ジヌン)は誰も姿を見たことがない麻薬界を牛耳るイ先生を何年も追っていたが手掛かりが掴めずにいた。スジョンという少女をおとりにイ先生と接触を試みたがスジョンが殺されてしまう。その矢先麻薬製造工場が爆破され幹部と従業員が犠牲になる。ウォノは生き残った幹部のソ・ヨンナク(リュ・ジュンヨル)と組みバイヤーたちと接触する危険な作戦にでる
以下ネタバレ注意です!
「毒戦 BELIEVER」 ネタバレあらすじ
麻薬捜査官ウォノは姿なき麻薬王イ先生を追っていたが進展出来ずにいた。
未成年のスジョンにおとり捜査を頼むがスジョンが殺されてしまい
スジョンを殺したのはイ先生からの警告であるとしてイ先生を
命を懸けて捕まえると誓うウォノ。
そんな矢先、幹部が集まり会議が開かれていた麻薬製造工場が爆破されて幹部や従業員が犠牲となる。
会議に遅れたために生き延びた幹部のオ・ヨノク(キム・ソンリョン)は生き延びたことを知ったらイ先生が殺しに来るからかくまってくれとウォノのもとに。
オ・ヨノクの話では
麻薬ライカで中国に進出するときに本部の大半は爆死してしまった、つまりイ先生は勢力図を塗り替えたのだと。
さらにオ・ヨノクの取り調べを進める矢先、オ・ヨノクは運転手に頼んだ持病の薬を飲んで死亡する(殺された)。
爆破された麻薬製造工場では生存者がいた。ソ・ヨンナク(リュ・ジュンヨル)。ヨンナクの母親は工場の従業員で爆発で死亡した。
ソ・ヨンナクはラクと呼ばれていた。ウォノはラク(=ソ・ヨンナク)を事情聴取する。
ラクの話では、ラクは今取引が進んでいる中国のバイヤーとの仲介役であり、バイヤーにイ先生を合わせ最高の原料をもらうことを約束させるのが任務で、その原料でヤクを作りバイヤーに渡せば取引成立となる予定だった。
そのバイヤーの名はハリム(キム・ジュヒョク)。
ハリムを出迎えるのは組織替えでも生き残った古株のパク・ソンチャン(パク・ヘジュン)。
ソンチャンにハリムを会わせることになっていた。
ウォノは組織に見捨てられ母親を殺されたラクと手を組み危険な潜入捜査に入る。
ハリムとソンチャンは1度も面識がないことから、ウォノがソンチャンとしてハリムと会い、その後続けてウォノがハリムとしてソンチャンに会うという危険な作戦。
ウォノとラクはバイヤーのハリムと接触。
異質な空気の中、ライカの取引を持ち掛けハリムの連絡を待つことになった。
その後すぐ今度はウォノはバイヤーハリムとしてソンチャンと会う。
ソンチャンに新製品を紹介され、ライカと新製品を両方吸って死にかけるウォノ。
死にかけたウォノをラクが心臓マッサージで救う。
作戦は成功。ハリムから取引したいと連絡が来たのだ。
ハリムから大量の原料を手に入れることに成功。聾唖の2人の働く塩工場に行き2日で大量のライカを作成を依頼する。
聾唖の2人と手話で話すラクには、それまで見せなかった笑顔があった。
製作工場に突如車がやってくる。ソンチャンとブライアン理事(チャ・スンウォン)。
理事は反抗的だったラクを始末するようにソンチャンに指示する。
この取引が終わるまで待ってくれと頼むソンチャンを理事は力ずくで承諾させる。
ブライアン理事はイウ海軍のイ会長の弟だった。
そして、イウ海運の組織のマークがおとり捜査で殺された少女が残したマークと同じだった。
ライカが仕上がった取引の日、ウォノとラクはハリムたちに拉致される。警察であることがバレていた。
警察とハリムたちの銃撃戦が始まる。
ラクが危機の時ウォノは銃で救った。
そしてハリムにとどめを刺される瞬間、ラクがハリムを撃ちウォノを救った。
一方、製造工場でも銃撃戦があり見張りの部下たちが乗り込んだが、時限爆弾が仕掛けられていて部下のドンウが殉職。
このことでラクへの疑いが増しウォノの部下たちはラクと組むのを止めさせようとするがウォノは作戦を継続する。
駅舎に密かに存在する麻薬製造本部に向かうウォノとラク。
ウォノはブライアン理事に連れられ、ラクはソンチャンに連れられて行く。
ソンチャンはラクを殺すために。
一方、ブライアン理事はウォノに自分がイ先生だと告白する。
しかし、ウォノは
「お前に何も感じない」とイ先生であることを否定すると、ブライアン理事は部下を呼びウォノを殺そうとするが
マスクをした2人組が現れて理事の部下を撃ち、ブライアン理事を連れ去る。
連れ去られ椅子に縛られたブライアン理事の目の前にいたのは
ラクだった。
ラクがイ先生だったのだ。
ブライアン理事は、工場で会議していたイ先生と上層部を爆弾で一掃して自分がイ先生になろうと企んでいたのだった。
イ会長とオ会長、工場を爆破したのもブライアン理事だった。
育ての母親を殺され、犬に重傷を負わせそして何より自分に成り替わろうとした怒りを露にするラク。
ブライアン理事をイ先生にしたててラクは犬と共に姿を消した。
ウォノは警察を去っていく。
広大な雪景色が続く道を車で進むウォノの姿がある。
たどり着いたのはとある家。
ウォノが「ライカ!」呼ぶとあの犬が走ってきた。
そしてあの塩工場の聾唖の仲間2人もいた。
家の中にはラクがいた。
ウォノは最後までラクを疑って犬にGPSをつけていたのだった。
ラクの煎れたコーヒーの横にお互い銃を置くウォノとラク。
窓越しに見える広大な雪景色を観ながらウォノはラクに聞く。
「人生で幸せだったことは?」と。
ウォノを見つめるラク。
家から1発の銃声が鳴り響く。
「毒戦 BELIEVER」 ネタバレ感想
この映画にうなされて2日目。
イ先生はラクだよね。
最初からわかるけど、だからといって萎えない。
この映画は毒々しいキャラクターを堪能する映画だから。
そしてその毒々しさの中でウォノとラクの絆と愛情が絶妙に描かれているからうなされるほど心に残ってしまった。
結末考察 拡張版で明らかに
ラクはウォノと出会って、イ先生を追うウォノの凄まじい執念を目の当たりにして、自分が自分である喜びを感じていたと思います。ウォノの執念が強いほどラク自身も自分に近づいていく。ラクはウォノが自分を見つけてくれることを信じていたんだと思います。
「人生で幸せだったことがあったか」と問いかけるウォノの顔と
そう自分に問いかけるウォノを見つめるラクの顔。
ラストの2人の表情が頭から離れなくて。。。
鳴り響く一発の銃声。撃ったのは誰か?
答えは拡張版ではっきりと描かれています。
キャストについて
主演のチョ・ジヌンさんは大好きな俳優さんです。演技が渋上手なところがたまりません。
チョ・ジヌンさんって結構ふくよかな体系のイメージが強いと思うんですけど、この映画では引き締まっている(ハリムのフリしてるときお腹はポッコリ出てたけど)。この映画のために10キロ減量したそうで、その役者魂がまた素敵です。
この映画では最初から最後までかっこよくないシーンというのがなかった。なんて色気のある俳優さんなのだろう。
ちなみに痩せているチョ・ジヌンさんは「犯人は生首に訊け」でも観れます。結構面白い。
リュ・ジュンヨルさんはドラマ応答せよ1988でブレイクしてから映画界からも引っ張りだこ。
あれから彼のドラマも映画もいくつか観ましたが、気づかなかった、こんないい役者さんだったなんて。
ほんとすんまそん。
最後のシーンを撮り終えた後、自然とチョ・ジヌンさんと抱き合ったそうです。
そして撮影が終わっても役が抜けきれないというのをこの映画で初めて体験したとありました。
インタビューを見るとジュンヨルさんの役に対する強い思いが感じられました。
チャ・スンウォンssiは。
とにかく濃かった。ラクがイ先生のはずだけど、チャ・スンウォンが現れた時はこいつなのか?
と少しブレました。
監督さんが、ブライアン理事は「強烈な存在感を持つチャ・スンウォンでなければありえなかった」
と話していました。
主演のチョ・ジヌンさんといいリュ・ジュンヨルさんといいチャ・スンウォンさんといい
今は亡きキム・ジュヒョクさんといい、圧倒的すぎる。
私、とんでもない映画観たんだ。
しばらく毒戦中毒です。