「少女は悪魔を待ちわびて」

シム・ウンギョンさん主演のサスペンス映画。なかなかヘビーなお話です
シム・ウンギョンさんといえば、松坂桃李さんと共演した映画「新聞記者」で最優秀主演女優賞を受賞し話題になりました。
授賞式のシム・ウンギョンさんの日本語が上手いのには驚きましたし、心のこもった涙のスピーチはとても感動しました。
美人という枠の女優さんではないですが、子役から活躍してしていて芸歴は16年。
個性の強い役も自然に演じる演技の上手い韓国女優さんです。
代表作は「サニー永遠の仲間たち」「怪しい彼女」。
日本で人気の「のだめカンタービレ」の韓国リメイク版「ネイルカンタービレ」にも主演しています。
本作ではシム・ウンギョンさんは、幼い頃起きてしまった出来事で闇を抱える少女の役。
シム・ウンギョさん、さすがの演技力でした。
キム・ソンオさんとのバトルも見ごたえあるし、ストーリーも先読みできるようでできないので最後まで面白かったです。
「少女は悪魔を待ちわびて」 満足度
🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴⚪⚪⚪(7)
「少女は悪魔を待ちわびて」 監督・キャスト
[監督・脚本]
モー・ホンジン
[キャスト]
シム・ウンギョン
キム・ソンオ
ユン・ジェムン
アン・ジェホン
「 少女は悪魔を待ちわびて」 あらすじ
15年前に7人を殺害した犯人ギボム(キム・ソンオ)を捜査中だった刑事の父を殺されたヒジュ(シム・ウンギョン)は証拠不十分で極刑を免れたギボム(キム・ソンオ)が刑務所から出所するのを待ち復讐の時を狙っていた
以下ネタバレ注意です!
「少女は悪魔を待ちわびて」 ネタバレ感想
まだ5歳だった少女ヒジュ(シム・ウンギョン)は父親のイルヒを殺されてからイルヒの同僚刑事デヨン(ユン・ジェムン)や警察署の刑事たちに見守られながら警察署で働いているのですが、知能が遅れているようにみせて警察署に潜り込んだのです。
父親の事件の情報を得るため、全部が復讐のためという凄まじい執念から。
復讐だけを待ちわびて少女が1人生きてきたかと思うと見るのが苦しいストーリーでした。
キム・ソンオ=悪役というイメージが拭えないほど悪役が似合うキム・ソンオさんですが、
この映画のギボムという男はキム・ソンオさんをイメージしたキャラなんじゃないかというぐらいハマっていました。
悪役はギボム1人で十分なくらい恐ろしいのに、この映画はそういうヤツがもう一人出現して
極悪人同士の対決みたいになってきます。
悪人が「切る」と「刻む」男2人いるという発想がさすが韓国映画だなとガクブルしました。
刑事にアン・ジェホンssiがいたから何らかのアクションを期待したんですけど、何もなし。
班長のデヨンも絶対に捕まえてやると言ってるわりに何も出来ず。
この映画はほとんどシム・ウンギョンとキム・ソンオ2人だけの対決映画ですね、殺人鬼と少女の。
「悪が勝つための条件は1つだけ、それは・・・」
ヒジュが語った言葉が重く重くのしかかるエンディングでした。
キム・ソンオの体
ウォンビン主演で大ヒットした「アジョン」以来の悪役だそうで(映画は)、その気合は体形にも表れていました。
ホテルで上半身脱いだキム・ソンオさんの肉体、私あれCGかと思ったんですよ。
ガリガリで脂肪が落ちすぎて血管が無数に浮き出ている。
もうガリッガリ。
しかし調べたところ、あれ、CG使っていないそうです😲
「マシニスト」のクリスチャンベールばりに痩せてやるよって
キム・ソンオさん、なんと短期間で16Kg減量したということなんです!
役者魂スゴすぎ・・・
急に体重落とすというのは危険なので反対ですが、
役者さんたちのそういう役のために努力を惜しまない姿勢は本当に心うたれます。
まとめ
ストーリーも結末もベタであるようでそうではない展開で観始めたら止まりませんでした。
残酷で重すぎるストーリーなので、苦手な人にはおすすめしませんが、シム・ウンギョンさんとキム・ソンオさんの演技と役者魂が素晴らしかったです。
こんな記事もあります
キム・ソンオさんが刑事役してます
シム・ウンギョンさん主演青春ラブコメ
↓
お読みくださりありがとうございました。