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韓国映画「8番目の男」ネタバレ感想 パク・ヒョンシク主演の実話に基づく法廷映画

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ムン・ソリパク・ヒョンシク主演の「8番目の男」のキャスト・あらすじ・感想などまとめたいと思います。



この映画は2008年に開かれたソウル中央地方裁判所の初の国民参与裁判に基づいて作成された映画で


一般市民から選ばれた8人が殺人事件の裁判の陪審員として法と向き合い法の真意を問う法廷ドラマです。



タイトルが「8番目の男」というのは韓国の裁判の陪審員が8人構成で、パク・ヒョンシクさん演じるクォン・ナムという男が8番目の陪審員なったことからきています。



アイドルグループZE:Aのメンバーで俳優転身後も絶好調なヒョンシクさん。

「花郎(ファラン)」ではそのビジュアルでパク・ソジュンさんと並んで女性たちを虜にしましたよね。

女性も顔負けのホントに可愛い童顔だけど男らしくもある俳優さんです。


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この映画のヒョンシクさんは優柔不断で少し抜けた役。

他の陪審員キャストがこれまた面白いメンバーで(上の画像の8人)、

ユン・ギョンホさん、ソ・ジョンヨンチョ・ハンチョルさんなど個性の強い俳優さんがズラリ。


その中でパク・ヒョンシクさんがちょうど良い存在感ですごくよかったんですよね。

ヒョンシクさんはこの映画で第39回韓国映画評論家協会賞で新人男優賞を受賞しています。


満足度
★★★★★★★☆☆☆(星7)



8番目の男 作品情報


●公開 2019年


●監督 ホン・スンワン


●キャスト


パク・ヒョンシク(クォン・ナム役)
ムン・ソリ(キム・ジュンギョム判事)
ソ・ジョンヨン
ユン・ギョンホ
ペク・スジャン

(カメオ出演している俳優さんも短いながらすごいインパクト)





8番目の男 あらすじ



2008年、ソウル中央地方裁判所で初の国民参与裁判が開かれます。その陪審員は一般市民の中から選ばれた8人。息子が母親を殺害したというその事件は犯人はすでに自白をしていて簡単な裁判になるはずでしたが・・・初めてのことに戸惑う8人の陪審員たちが法と真剣に向き合い裁判に挑む法廷ドラマ




以下ネタバレ注意です!




8番目の男 ネタバレあらすじと感想

2008年、ソウルで初の国民参与裁判が開かれることになります。


ソウル市内の自宅の団地で母親と公的援助の申請を巡り口論となり激昂したカン・ドゥシクが母親を殺害するという事件の裁判。


初の国民参与裁判を担当する判事は18年刑事部に勤めるキム・ジュンギョム部長(ムン・ソリ)。 


被告人のカン・ドゥシクは母親の殺害を認めていて特に争う論点もなく簡単に終わる裁判だから

こんな簡単な裁判は2度とないチャンスだぞ!とにかく無事に終わらせろと司法府からも圧力がかかっています。

この機会を逃したら昇進もなくなるようで、法学部出身じゃない判事の弱みもあるようです。



一般市民から選ばれた8人がソウル地方裁判所に呼ばれるのですが、8人目の陪審員がマスコミ関係者だったため急遽クォン・ナム(パク・ヒョンシク)が呼ばれるんですね。


事前にキム判事からのいくつか質問を受けるのですが、なかなか答えられず「よくわかりません」と答えるクォン・ナムにキム判事はけげんな顔をしています。

でも、クォン・ナムのこの「よくわかりません」が裁判を大きく動かすことになります。

わからないからこそ知ろうとする、真剣に法と向き合っていきます。



有罪の証拠が揃っている


証拠が揃っているので簡単な裁判になるはずでした。


●ベランダから落とし自殺に見せかけた

●その殺害現場を団地の管理人が目撃

●被告人カン・ドゥシクは階段から足を踏みはずして倒れていた。
 脳出血の手術を受けて3日後に目覚めた後に自白

●母親が原因で火事で全身やけどを負い働けず母親を恨んでいた

などこれだけの証拠があります。



しかし、詳しく調べていくうちに


●事件当日の記憶だけとんでいる

●娘は親子は仲が良かったと主張している


ということもわかってきます。

そして、火傷を負って義手の被告人が凶器であるハンマーを握って振り下ろせたかという疑問も浮上。


クォン・ナムが検証するべきだと訴え裁判で被告人に義手をはめた状態でハンマーをふるわせます。

そしたらハンマーが判事の首に直撃して流血・・・


その他にも陪審員たちの思わぬ主張が続き

裁判は有罪か無罪かという判事側にしては予想外の展開へとなっていくのです。




重いテーマである殺人事件の国民参与裁判がコメディータッチで描かれつつ法とは何かを問いながら人の善意にも問いかけてくる映画でした。



「法は何のためにあるのか」

という問いにクォン・ナムは

「悪人を罰するため」

と答えます。


いいや違う。

法は人を罰しないためにある

むやみに処罰が出来ないよう設けた基準が法なのだ

とキム判事は話します。


この言葉を最後はキム判事自身がクォン・ナムに投げかけられることになりました。



疑わしきは罰せず

国民参与裁判は一般裁判より無罪率が何倍も高くなるそうです。

人が人を裁くことの重さ難しさを痛感します。


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